五木寛之の「百歳人生を生きるヒント」と仕事


五木寛之の「百歳人生を生きるヒント」を読みました。

「人生100年」の時代にはそれに合った哲学が必要だ、という内容です。


また、長生きは決して幸せではない、とも書かれています。

三つの不安があるからです。

@ 経済的な変動への不安

そもそもお金がどのくらいあれば安心なのか?

A 社会情勢への不安

世界の軍事的状況。

自然災害。

B 健康問題



健康と仕事の関係




よく言われていることですが、仕事をしている人ほど健康で、認知症のリスクも少ない、と。

健康のためにも、経済的不安の軽減のためにも、できれば長く働く、これが大事です。



五木さんは、生きる「哲学」を語っているのであって、具体的な生き方を語っているわけではありません。

その「哲学」とは、

50代は「事始め」・・・つまり長い老後を見据えた準備期間。

60代は「再起動」・・・これまでの生き方をリセットして再起動。

70代は「黄金期」・・・いわゆる「老後」の中での安定期。

80代は「自分ファースト」・・・嫌われる勇気を持って,しがらみから自由になる。

90代は「妄想の時」・・・・体が不自由になっても、想像力で遊ぶ時期。

ということです。


「仕事」については、肉体的、体力的に、やはり70代くらいが限度かもしれませんね。

もちろん個人差がありますが。


「仕事」のやりがいが、生きる姿勢につながり、精神的、肉体的に日々緊張感を持って健康に生きることに繋がります。



その「仕事」はボランティアでも家での家事でもいいのです。

身体を動かすことが、、健康の基ですから。

収入を生まなくても、健康な老後を過ごせれば十分幸せでしょう。

さらに収入を得られる仕事に就ければ、経済的な(「長生き」の)不安はかなり改善されます。



そのためには、やはり60代で、長く続けられる仕事を探すことです。

長く続けることを考えれば、お茶、お花、習字、日本舞踊、料理など、人に教えられるものがあるといいですね。


パソコン、英語、絵画、そのほか趣味で続けているものがあれば、自宅で教室を開くこともできます。

手作の小物をネットで販売している人もいます。


楽しみながら続けることができれば、健康で充実した老後を過ごすことができるでしょう。




できれば雇われるのではなく、自営、というか、自分で独立してできることを考えてみましょう。


年齢を重ねると、雇用された状態では、いつ「解雇」されるかわかりません。

また、無理に頑張ることもあるでしょう。

身体を壊しては何にもなりません。



「働く」ことに拘らずとも、趣味を持って楽しく生きることが大事です。


どんな80代、90代を過ごすのか、


そこも視野に入れながら、今後の仕事と健康を考えていきましょう!!

百歳人生を生きるヒント (日経プレミアシリーズ)
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posted by 仕事探し人 at 06:01 | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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